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オレフォスの代名詞的な存在の「INTERMEZZO (インターメッツォ)」。
1番の特徴は何と言っても、このステム(持ち手部分)です。

ガラスの外側から色を塗ったものや、色付きのガラスで出来たものはたくさんありますが、クリアのガラスの中に
ブルーを閉じ込めたデザインはオレフォスのインターメッツォ以外ないでしょう。
ガラスの透明感、光を反射した時の輝き。ガラス越しに見えるブルーの色がこの上なく上品です。

Erika Lagerbielke

スウェーデン生まれの女性デザイナーのErika Lagerbielke〈エリカ・ラーゲルビエルケ〉は
幼少期、ガラス越しに見る景色に心奪われたと言います。

ガラス越しに見る <湖>
ガラス越しに見る <庭>
ガラス越しに見る <空>

彼女は子供の頃夢中になったガラス越しの風景をグラスで表現したのです。
中に閉じ込めたのは、彼女の1番好きな色 "ブルー"。
インターメッツォは彼女の好きな景色を投影した特別な思いの詰まった作品です。
彼女の大好きなブルーは、その後の彼女の作品に度々登場します。

インターメッツォのデザイン画
1985年 インターメッツォ発売当初のラインナップ

このインターメッツォは彼女の30年以上にも渡るガラスデザイナーとしてのキャリアの初期のデザインです。
彼女は学生時代にその才能を見出され、卒業前からオレフォスのデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。
若く才能溢れるデザイナーの柔軟で斬新なデザインをオレフォスの職人も受け入れ、数々の先輩デザイナーも全力でサポートしました。
今まで誰もやった事のないデザインを諦めず妥協せず、何度も何度も失敗を繰り返しながら3年の歳月をかけ、遂に1985年に完成させました。
オレフォス社が一丸となって後押しし生み出されたこのインターメッツォは、発売から30年以上たちますが、今でもオレフォスの代表作。
卓越した職人技の光るインターメッツォは数あるガラスブランドの中でも
唯一無二の存在として、オレフォスの代名詞的な存在です。
同じフォルムを大切にし、時代と共にライフスタイルにあったサイズ感でラインナップも増え豊富に揃っています。

※Intermezzo(インターメッツォ)とは・・・
オペラや劇の幕間の「間奏曲」を意味する言葉です。
次に起こる一幕への期待も高まる、弾む心を表現し名付けられました。

ガラスの王国



スウェーデンはもともと湖が多く豊かな森林に囲まれた環境から、ガラス製作に適した場所として、大小多くのガラス工房がありました。
長い歴史と共に、卓越した職人技と他では見られない挑戦的なデザインのガラス製品が多数生み出され、スウェーデンは「ガラスの王国」と呼ばれるまでに成長しました。
中でもオレフォス、コスタボダ はスウェーデン王室御用達ブランドとしてスウェーデンを代表するブランドです。
ロイヤルウエディングのグラスや、ノーベル賞受賞者の晩餐会などでも使われています。
 
他では見られないデザインの独創性、ガラスの透明度、質の高さが長きに渡り愛され続けてきた理由です。

自然豊かなスウェーデンの風景
1985年当時のガラス工場の分布図