オレフォスの新作「REED」フラワーベース

Orreforsでは スウェーデンを代表するデザイナー：Monica Förster（モニカ・フォスター）との初のコラボレーション「Reed（リード）」コレクションを発表しました。

Designer：Monica Förster
モニカ・フォスター (スウェーデン出身・1966年生まれ)
ストックホルムのベックマンズカレッジオブデザイン、スウェーデン 国立美術工芸デザイン大学卒業。

彼女のデザインは、細部までモノの形ひとつひとつを拘り、新しさとクラシックさを混在させています。 それは新しい素材や技術への好奇心と、古くからある良きものを学んできた彼女だからこそできるデザインです。
見るものを惹きつけ印象づける、他にはない独特の雰囲気を醸し出します。 彼女は、工業、家具、製品デザインというあらゆるジャンルの多分野の仕事とのコラボレーションなど、常に追求しています。
そのモノがそこにある意味を理解し、それぞれの作品に新しい息吹を吹き込みます。

現在、彼女はスウェーデン-ストックホルムで自身のスタジオ Monica Förster Design Studio を運営し、クリエイティブ アドバイザーの役割でいくつかの北欧デザインのブランドと協力して活動してます。また数多くの企業とのコラボレーションを手がけ、スウェーデンのデザイン界で最も重要なデザイナーとして、国際的にも活躍しています。

Monica Förster 受賞歴
・インテリア デザイン マガジン ベスト オブ イヤー賞
・グッド デザイン賞
・ブルーノ・マットソン賞
・エル・デコ・デザイン賞etc...

その他国際的な賞を多数受賞しています。
スウェーデンでは、名誉ある「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を5回も受賞した唯一のデザイナーです。
そのデザインはセレクトショップ・世界中の美術館や財団で展示されています。

「Reed」は、「葦（アシ）」をモチーフにデザインされています。
葦は、川辺、湖沼の岸などの水辺に多く生えるイネ科の植物で、高さ2〜3mに成長し、大群落をつくります。 根茎は扁平で、茎は堅く中は空洞です。

最初は新緑が美しくやがて濃い緑になり、秋に向かって黄金色へ変化する植物です。 スウェーデンには、黄金色の葦でいっぱいの湿地帯の遊歩道があります。 彼女が生まれ育ったスウェーデンで、いつか見た素晴らしい空の下の遊歩道の「葦」をイメージしたのかもしれません。

彼女は、葦の揺れからインスピレーションを受け、葦のようにクリスタルガラスの骨格に敢えて「ひだ」を強調することで動きのある有機的な形の新しいデザインを作り出しました。

それは下から上に向かって走りぬける風を浴び、葦が不規則に動く様を表現していて、硬いガラスだけれども、柔らかく静かに揺れ動く茎のように、流動的な美しいガラスのデザインとなりました。

葦という植物は、けして華やかでもなく、ましてや取り上げられるような目立つものではないですが、なぜ彼女はこの葦に注目したのか？

自生植物である葦は、種まきや水やり、肥料などを必要とせずに毎年収穫することができる、実は環境問題にも優しい素材の「REED＝葦」。 もしかしたら、持続可能な新素材が注目される現代の中で、古来より自生する「葦」は理想のサステナブル素材ということも理由なのかもしれません。

Orrefors Reedベースは、2023年「レッド・ドット賞」を受賞しました。
レッド・ドット・デザイン賞は、ドイツ、エッセンのDesign Zentrum Nordrhein Westfalenが主催する国際的なプロダクトデザイン賞です。（スウェーデンのデザインが国際的に進歩し続けることを認められた名誉ある賞とも言えます。）

ReedシリーズはS・M・L、3サイズございます。
色はクリアとモスグリーンの2色。モスグリーンは、ほんのり緑がかったグレーに近い色味です。クリスタルは厚みもあるので、日々の生活でも安心して使えます。

高さ17cmと小ぶりに見えますが、ボリュームあるブーケやチューリップなどに最適。上が広がっているけども、安定感のあるサイズ感で、お花を立体的に見せることができます。 程よいガラスの重さなので、毎日のお水替えのお手入れもとても簡単です。

高さ30cm。縦にすーっと伸びた様が、枝の長いお花や大き目のブーケもすっきりと見せてくれます。 ボリュームあるブーケだけでなく、枝葉を数本挿すだけでも絵になります。

高さ50cm。オレフォスのフラワーベースでも珍しい大きなサイズです。
エントランスや公共の場所・しっかりスペースがある場所でも、引けをとらないアイコンやセンターピースにもなります。角ばったガラスのデザインが、お花やグリーンを飾る際にいろんな角度やボリュームを出すことが出来て、安定感を生み出します。

ありそうでなかった、シンプルな中に存在感もある、新しいフォルムだけど、どこかオレフォスの古典的なデザインにも通じる、 象徴的なフラワーベースの新しいデザインとしてOrrefors コレクションに加わりました。